ジュネーブモーターショーではトヨタのi-ROADが発表されていました。結構おおがかりな展示で、ダンサーさんを使ったショーっぽくなっています。
普通の三輪スクーターって前輪が1輪、後輪が2輪ですよね。
これはその逆で前輪が2輪、後輪が1輪となります。
こうなると、操舵が難しくなるのが従来なんですが、これは前輪が曲がるときに傾斜して、積極的に曲がることになります。
全幅的には普通の2輪バイクとしての使い勝手となるでしょうか。
それでも3輪なので、転倒リスクは相当低くなると思います。
雨天時の安定性も良くなるんじゃないでしょうか。
二輪免許のテストでは一本橋なんていう、低速でまっすぐ走る試験がありますが、3輪であれば超低速でも何らバランス神経を使うことがありません。
ロングツーリングでも楽にこなせるんじゃないでしょうか。
バイクと大きく違う点の一つが狭いですが密閉された車内を持つことですね。
バイクって手荷物を置きっぱなしにできなかったり、ヘルメットの保管とかいろいろと煩わしい部分が多い。
貴重品を車内に放置することは、通常の4輪車でもオススメできませんが、ちょっとした荷物を気軽に置くスペースがあるのは使い勝手が大きく違う。
おそらく日本の法規ではヘルメットは不要じゃないでしょうか。
二輪車が日本で一定数までしか台数が増えないのもヘルメットのカッコ悪さと不便さにあると思います。
こういった問題もこのi-ROADはクリアしており、戦略的な売り出し方によって、若者を中心にドッカーンと販売台数が増える可能性もある。
今後の自動運転化に向けても、タイヤの数が3つになると、通常のバイクよりも制御が簡単になりそうです。
屋根付きバイクってどうしてもピザとか寿司の宅配スクーターを想像します。あれ乗って、通勤したり、遊びに行くってちょっとありえない。
このi-ROADだとアリですよね。
急な雨でも濡れませんし、エアコンなんかも装備できそうです。
ちなみに二人乗り可能です。